ロットは、FXのポジションの大きさを表します。為替の値動きは小さいため、取引は1通貨単位ではなく、まとまった単位で行います。ロット数はpips単位の損切り幅とあわせて、1回のトレードでいくら稼ぎ、いくら失いうるか、そしてどれだけの証拠金が拘束されるかを決めます。
仕組み
| ロットの種類 | 基軸通貨の数量 | pips価値(ドル建てペア) |
|---|---|---|
| スタンダード | 100,000 | 10.00ドル |
| ミニ | 10,000 | 1.00ドル |
| マイクロ | 1,000 | 0.10ドル |
| ナノ | 100 | 0.01ドル |
多くのプラットフォームでは、数量をスタンダードロットの小数で表すため、0.10がミニロット、0.01がマイクロロットです。ナノロットを提供するのは一部のブローカーだけです。国内のFX会社では1ロット = 1万通貨とする場合も多いので、自分の口座の定義を確認しましょう。貴金属、株価指数、CFDでは1ロットあたりの取引数量が異なるため、取引要項を確認してください。
ロット数 = リスク額 ÷(損切り幅のpips × 1スタンダードロットあたりのpips価値)
計算例
口座資金が10,000ドルで、1トレードあたり1%(100ドル)をリスクにさらし、損切り幅25pipsでユーロドルを取引する計画だとします。
- 1スタンダードロットあたりのpips価値 = 10ドル
- ロット数 = 100 ÷(25 × 10)= 0.40ロット(4万通貨)
損切りにかかれば、損失は約25 × 4ドル = 100ドルに、スプレッドとコストが加わります。目標が60pips先なら、目標に達したときの利益は約240ドルで、リスクリワード比は1 : 2.4です。
同じトレードを1.00ロットで行えば、分析は何も変わらないのに、口座の2.5%にあたる250ドルをリスクにさらすことになります。
よくある間違い
- ロット数を固定する。 損切り幅10pipsでの1ロットと60pipsでの1ロットは、まったく異なるリスクです。トレードごとに損切り幅からサイズを決めましょう。
- 通貨数量とロットを混同する。 1万通貨はスタンダードロット換算で0.10ロットであり、1ロットではありません。
- 使えるレバレッジでサイズを決める。 ブローカーが大きなサイズを許していても、それが適切だとは限りません。
- クロス円などのpips価値を忘れる。 口座通貨建てでないペアでは、1ロットあたりのpips価値が為替レートによって変わります。
ポジションサイズ計算機とpips計算機なら、どのペアでもこの計算ができます。ポジションサイズのガイドもあわせてご覧ください。
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