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スプレッド

スプレッドとは、ある時点での銘柄のビッド(買い手が払う最高値)とアスク(売り手が受け入れる最安値)の差のことです。

別名: ビッド・アスク・スプレッド · 売買スプレッド · 値幅 · スプレッドの広がり

スプレッドは、即座に売買するための代金です。どの瞬間にも、最良のビッド(買い手が提示する価格)と最良のアスク(売り手が求める価格)があります。成行で買えばアスクを払い、成行で売ればビッドを受け取ります。その差が、手数料とは別に、売買を往復するたびに支払うコストです。

仕組み

  • 表示方法。 FXではpips(円絡みのペアでは銭)、株式ではセントや円、暗号資産では決済通貨建てまたはパーセントで表示されます。
  • 流動性。 主要通貨ペアや大型株など取引の多い銘柄は、通常スプレッドが狭くなります。小型株、マイナー通貨ペア、マイナーなトークンは広いことがあります。
  • 相場状況。 ニュースの最中、取引時間の始まりと終わり、ボラティリティが跳ね上がったときにスプレッドは広がります。
  • 固定と変動。 固定スプレッドを提供するブローカーもありますが、大半は相場状況に応じて変わる変動スプレッドです。

成行注文を使うとスプレッドをまたぐことになります。ビッドやアスクに置いた指値注文ならまたがずに済みますが、約定しないリスクがあります。スプレッドのコストは、スリッページや手数料と合わさって、取引の総コストになります。

具体例

ある通貨ペアが1.2650 / 1.2652で表示されており、スプレッドは2pipsです。トレーダーが1スタンダードロット(10万通貨)を買うと、1pipsは約10ドルです。ポジションはすぐに2pips、約20ドルのマイナスから始まります。利確の目標が20pips先なら、スプレッドだけで見込み利益の10%を食ってしまいます。

12.40ドル / 12.46ドルで表示されている株は、スプレッドが6セントで、価格の約0.5%です。1%を狙う短期トレードなら、そのおよそ半分をスプレッドだけで手放すことになります。

よくある間違い

  • 短期トレードでスプレッドを無視する。 目標が小さいほど、スプレッドが占める割合は大きくなります。
  • ロールオーバーや寄り付きの時間帯にトレードする。 スプレッドが通常の数倍に広がることがあります。
  • スプレッドを考えずに損切りを置く。 ショートの損切りは、多くのチャートに表示されているビッドではなく、アスクで発動します。
  • 手数料だけでブローカーを比べる。 手数料が安くてもスプレッドが広ければ、かえって高くつくことがあります。

pipsの価値はpips計算機で見積もれます。

教育目的のコンテンツです。投資助言ではありません。

更新日

よくある質問

スプレッドが広がるのはなぜですか?

流動性が下がったり不確実性が高まったりすると、スプレッドは広がります。たとえば重要なニュースの前後、市場の寄り付きや引け、早朝や深夜、取引の薄い銘柄などです。

スプレッドは手数料ですか?

別途の手数料というよりコストです。アスクで買ってビッドで売るため、売買を往復するたびにスプレッド分だけ不利な位置から始まります。

FXではスプレッドをどう測りますか?

pipsで測ります。ユーロドルでビッドが1.0850、アスクが1.0851なら、スプレッドは1pipsです。ドル円なら0.2銭のように銭で表すことも一般的です。