時間足は、チャート上のローソク足1本がどれだけの時間を表すかを決めます。1時間足ではローソク足1本が1時間分の取引を、日足では1日分の取引を表します。同じ市場でも、日足では安定した上昇トレンドに、5分足では方向感のないレンジに見えることがあります。つまり、時間足は読み取るすべてのことを左右します。
仕組み
よく使われる時間足は、3つのグループに分けられます。
- 短期: 1分足、5分足、15分足。足の本数が多く、ノイズが多く、値動きは小さめです。デイトレーダーが使います。
- 中期: 1時間足と4時間足。細かさと全体像のバランスが取れています。スイングトレーダーに人気です。
- 長期: 日足、週足、月足。足の本数が少なく、トレンドがはっきりし、損切り幅は広くなります。ポジショントレーダーや投資家が使います。
ここから2つのルールが導かれます。第一に、上位足ほど重みがあります。週足で見えるサポートは、15分足のサポートより重要です。第二に、時間足は他のすべてのスケールを決めます。ボラティリティ、ATR、損切り幅、現実的な目標もそうです。
多くのトレーダーはマルチタイムフレーム分析を使います。上位足で方向と重要な水準を、下位足でエントリーのタイミングを見ます。両者の比率はおよそ4〜6倍が一般的で、たとえば日足と4時間足、4時間足と1時間足の組み合わせです。
具体例
トレーダーがある暗号資産のペアを見ています。日足では、2か月にわたって高値と安値を切り上げており、サポートは2,400付近にあります。4時間足では、価格がそのゾーンに向かって押しています。トレーダーは動きの途中で買うのではなく、2,400付近で4時間足に強気のシグナルが出るのを待ちます。
日足のATRは120、4時間足のATRは45です。4時間足に合わせた損切り(たとえばエントリーの60下)は、日足のトレンドに乗るつもりのトレードには狭すぎます。だからこそ、損切りと保有期間は同じ時間足から決めるべきなのです。
よくある間違い
- 時間足を渡り歩く。 負けているトレードを持ち続ける理由を探して、下位足に切り替えてしまいます。
- 損切りと目標がかみ合っていない。 5分足のシグナルで入り、週足の目標を狙いながら、5分足にしか合わない損切りを置いてしまいます。
- 短い時間足を信用しすぎる。 1分足のパターンはノイズに支配されるため、失敗しやすくなります。
- 上位のトレンドを無視する。 15分足のシグナルで日足の方向に逆らうのは、勝ち目の薄いセットアップです。
教育目的のコンテンツです。投資助言ではありません。
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