トレンドは、ある時間足における価格の支配的な方向です。相場は、上昇(上昇トレンド)、下落(下降トレンド)、横ばい(レンジ)の3つの状態のどれかにあります。同じシグナルでも状態によってふるまいが異なるため、今どの状態にあるかを見極めることが、ほとんどのチャート分析の第一歩です。
読み方
- スイングの構造。 上昇トレンドでは、押し目の安値が前回より高く、上昇の高値も前回より高くなります。下降トレンドでは、高値も安値も切り下がります。どちらの形も成り立たなければ、相場はレンジです。
- トレンドライン。 切り上がる2つ以上の安値を結ぶと上昇トレンドラインになり、動的なサポートとして機能することがよくあります。切り下がる高値を結ぶと下降トレンドラインになり、レジスタンスとして機能します。
- 移動平均線。 価格が上向きの移動平均線(多くは50期間や200期間)の上にとどまっていれば上昇トレンド、下向きの線の下なら下降トレンドを示唆します。
- モメンタム。 MACDやRSIなどの指標は、トレンドが強まっているのか衰えているのかを判断する助けになります。
構造が崩れたとき、たとえば上昇トレンドで高値を切り下げた後に安値も切り下げたとき、トレンドは崩れたとみなされます。
具体例
ある株の3か月間のスイングローが82ドル、87ドル、91ドル、スイングハイが90ドル、96ドル、101ドルだとします。どちらも切り上がっているので、この株は上昇トレンドにあります。50日移動平均線は93ドルで、上向きです。価格は94ドルまで押し、直近のスイングローの91ドルと移動平均線の上で踏みとどまって反発します。トレンドフォロワーなら、この押し目付近で買いのセットアップを探し、91ドルの下に損切りを置くでしょう。91ドルを割って引ければ、構造は崩れます。
上昇フラッグやアセンディングトライアングルのような継続パターンは上昇トレンドの中で形成され、ヘッドアンドショルダーのような反転パターンはその終わりを示すことがよくあります。
よくある間違い
- ローソク足2本でトレンドと判断する。 トレンドには、少なくとも2回の高値の切り上げと2回の安値の切り上げ(下降なら同様の切り下げ)が必要です。
- トレンドに逆らう。 強い上昇トレンドで天井を当てにいくのは、勝率の低い習慣です。
- 時間足を無視する。 日足の上昇トレンドの中に、1時間足の下降トレンドが含まれていることもあります。どの時間足の話なのかをはっきりさせましょう。
- トレンドが永遠に続くと思い込む。 どんなトレンドもいずれ終わります。確信ではなく損切りに頼りましょう。
教育目的のコンテンツです。投資助言ではありません。
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