出来高は、チャートの各期間にどれだけ取引されたかを数えたものです。株式なら株数、先物なら枚数、暗号資産ならコイン数や決済通貨建ての金額です。通常は価格チャートの下に、ローソク足1本につき1本のバーとして表示されます。価格は何が起きたかを、出来高はどれだけのトレーダーが参加したかを教えてくれるため、動きが続きそうかどうかの判断に役立ちます。
読み方
- 平均と比べる。 出来高は相対的なものです。多くのトレーダーは、現在のバーを20期間の平均出来高と比べます。
- 出来高はブレイクアウトを裏付ける。 平均の1.5〜2倍の出来高でのレジスタンス突破は、平均を下回る出来高での突破より信頼できます。後者は典型的なダマシの警告サインです。
- 出来高とトレンド。 健全な上昇トレンドでは、上昇した日に出来高が増え、押し目で減る傾向があります。その逆のパターンは、勢いの衰えを示すことがあります。
- クライマックス出来高。 長い動きの後の極端な出来高の急増は、底でのセリングクライマックス(投げ売り)のように、行き過ぎの終わりを示すことがあります。
- 出来高を使った道具。 VWAPは出来高で価格を加重し、その取引時間中に支払われた平均価格を示します。
FXのスポット取引ではティックボリュームしか得られないため、おおまかな目安として扱いましょう。
具体例
ある株の20日平均出来高は200万株です。55ドルのレジスタンスを420万株、平均の約2.1倍の出来高で上抜け、55.90ドルで引けました。2週間後、58ドルを超えようとする2度目の試みは、平均を下回る130万株の出来高で、57.40ドルに押し戻されて引けました。最初のブレイクアウトには力強い参加がありましたが、2度目は弱い押し上げに見えます。トレーダーは買い増すより、リスクを絞るかもしれません。
上昇フラッグやヘッドアンドショルダーなどのパターンには典型的な出来高の推移があり、パターンの確認に役立ちます。
よくある間違い
- 生の数字で読む。 100万株は、ある株にとっては膨大で、別の株にとってはごくわずかです。
- 時間帯を無視する。 ザラ場の出来高は、寄り付きと大引けにもともと多くなります。
- 暗号資産の出来高をうのみにする。 出来高は取引所によって異なります。同じ条件どうしで比べましょう。
- 出来高だけを使う。 出来高は値動きを裏付けるものであり、値動きに取って代わるものではありません。
詳しくは出来高分析のガイドをご覧ください。
教育目的のコンテンツです。投資助言ではありません。
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