リスク・資金管理

ドローダウン

ドローダウンとは、口座や戦略の資産がそれまでの最高値からその後の安値までどれだけ減少したかを示すもので、通常はピークに対する割合で表します。

別名: 最大ドローダウン · MDD · 資産の最大下落率 · DD

ドローダウンは、口座が直近の最高値からどれだけ下がったかを表します。連敗のつらさをひとつの数字にまとめたもので、リターンが同程度の2つの戦略のリスクを比べるうえで最も役立つ方法のひとつです。ドローダウンは、口座が最高値を更新するまで続きます。

計算方法

ドローダウン(%)=(ピーク時の資産 − 谷の資産)÷ ピーク時の資産 × 100

最大ドローダウンは、調べた期間の中で最も大きな下落です。回復に必要な利益は次のとおりです。

回復に必要な利益(%)= ドローダウン ÷(1 − ドローダウン)

つまり、10%のドローダウンなら約11.1%、25%なら33.3%、50%なら100%の利益が必要です。この関係は直線的ではありません。だからこそ、大きな勝ちを追うより、深いドローダウンを抑えることのほうが重要なのです。

計算例

口座が10,000ドルから12,000ドルのピークまで増えました。その後の連敗で9,600ドルまで減り、そこから再び増え始めます。

  • ドローダウン =(12,000 − 9,600)÷ 12,000 = 20%
  • 12,000ドルに戻るのに必要な利益 = 2,400 ÷ 9,600 = 25%

1トレードあたり資金の1%をリスクにさらしていたなら、−20%に達するには長い連敗が必要です。1トレードあたり5%なら、4〜5連敗で到達しかねません。これがドローダウンとポジションサイズの関係です。

よくある間違い

  • 固定の大きな割合をリスクにさらす。 1トレードのリスクが大きいと、ありふれた連敗が深いドローダウンになります。ポジションサイズ計算機を使えば、1回の損失を口座の一定割合に抑えられます。
  • 含み損を無視する。 エントリー価格を大きく下回ったまま保有しているポジションは、決済していなくてもすでにドローダウンです。
  • 早く取り戻そうとレバレッジを上げる。 負けた後にサイズを上げると、回復するよりドローダウンを加速させることのほうが多くなります。
  • リターンだけで戦略を評価する。 利益が同じ2つの手法でも、最悪の局面は大きく異なることがあります。ドローダウンと期待値をあわせて比べましょう。
  • 記録しない。 トレード日誌をつければ、ドローダウンに早く気づけます。トレード日誌のよくある間違いをご覧ください。

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教育目的のコンテンツです。投資助言ではありません。

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よくある質問

最大ドローダウンとは?

最大ドローダウンとは、ある期間に記録されたピークから谷までの最大の下落幅です。戦略や口座が経験した最悪の負けの局面を測る、一般的な指標です。

ドローダウンからの回復が難しいのはなぜですか?

必要な利益が、減った残高をもとに計算されるからです。20%のドローダウンを取り戻すには25%、50%のドローダウンなら100%の利益が必要です。

ドローダウンと損失は同じですか?

厳密には違います。ドローダウンは直近のピークからの下落を測るもので、含み損や複数のトレードを含むことがあります。一方、損失は通常、決済済みの1回のトレードを指します。